2017年5月29日月曜日

迷わない人たちと迷う私

コルフの落書き
ギリシャ無計画旅行のノウハウに書き忘れたが、、、道に迷ったとき、最初は英語ができそうな若い人(特に女性:彼女らの方が親切だろうと思う偏見から)に質問していたのだが、不思議なことに答えが大抵正しくない。結局は経験的に「おっさんしかいないカフェ」で油を売っている年寄りのほうがよほど「頼り甲斐」があった。その時は「彼らは暇だから、、、」と思っていたのだが、ちょっと違うかもしれない。先日もパリの地下鉄でiPhoneを出して乗換経路を見ているツーリストを見かけたが、ひょっとすると若い世代はスマホでナビするのが当たり前過ぎて、私の質問の真意(=困り具合)が理解できないのではと疑問を持つようになって来た。「地図を見せて何処にいるか教えてくれ」なんて暗くなった路上で尋ねる東洋人の長髪老人はかなり怪しい存在だったかもしれない(私の被害妄想かも?)。
何れにせよその点老人はずーっとスマホなしで暮らしてきた世代だから、例えば連れて行ってくれるとか、答え+αがある。ただ暇だという以上に、どうも老人は私がどう困っているかという察しがきくが、若い人たちはその能力が欠如、というかそう言う経験がないのでは? この推察どうでしょうか。正しいとしたらもう世界中何処に行っても「道をきくなら年寄り」です。

ところでギリシャで不思議だったのは海に近づいても海の匂いがしない。日本でもフランスでも海岸近くなってくると「磯の香り」というか、浜辺に近いことが鼻でわかるでしょ、あれがなくて、突然海があった! 
つまりものすごく乾燥している? もしそうだとしたら、暑いし、海はあるし、、、
何のことかというと「海水でドローイングするのにパリにいるなんておかしいのじゃない?」とよく質問をされるのだが、答えは簡単:「海岸近くなんか湿度が高過ぎてダメですよ〜」 そう言い続けてきたのだが、、、。だからちゃんと作品が定期的に捌けるなら、ギリシャにアトリエを持って、、、それこそ夢のお告げ通りギリシャで死ぬことになるのかもしれないが、、、今のところ正夢どころか夢のまた夢の夢ですね〜(関連投稿)

ギリシャに行く前にcollectionairというサイトで作品を扱ってもらえることになって、急に作品発送せねばならなくなると困るから太いチューブを3本も買ったのだけど(パリの画材屋の品揃えが当てにならないのはよく書く通りで)、楽観的過ぎたのか全然反応なし。アポロン、アテナイをはじめとするギリシャの八十万の神々にお祈りしてくるべきだったかなァ?
いえいえ、美術館入りしてご利益なさそうな神々より当てになるのは人間の皆さん。「サクラ」でページを見て人気を上げて下さい。将来のギリシャのお宿の為と思ってよろしくお願いします。

去年の「卵」の数々はものすごくデリケートな仕事(右写真)であっという間になくなっても不思議でないと思うのだが、、、。

https://collectionair.com/artworks?filter_artist=990579163

 私はこんなだから「作品を売らない」という人は偉いなあと心底思うのです。数日前公園で木を見ながら話した老婦人は、旦那さんが建築家だったのに「売らない」画家になってしまい 、勿論奥さんが生活の糧は稼いだのだが、旦那は人が買いたいと言うと怒鳴りつけたそうな。羨ましいと言おうか、私の場合そういう奥さんを見つけるのも夢のまた夢でしたねー。


追記:名古屋のLギャラリーの6/3-18のグループ展で数点小さな作品が展示されますのでこちらも宜しく


2017年5月20日土曜日

トゥオンブリ・コンプレックス

ポンピドーセンターでのトゥオンブリの回顧展にショックに近い感銘を受けたことは書いたが(*投稿)、実はそれ以降私はトゥオンブリ・コンプレックスに陥って、今回のギリシャ旅行は一種のテラピー(?)

彼の大好きなアキレスの関連の土地は行かなかったが、デルフィは彼が何度も大きく名前を綴ったアポロンを祀り、レパントの海戦もトゥオンブリの連作の一つで、、、

トゥオンブリの「レパント」

私の海水ドローイング「レパント」



彼の場合はホメロスなど古典文学に心を揺り動かされたらしいが、私だってレパントの海戦ぐらい歴史の教科書だけでなく塩野七生の、その場を見ていたの如き歴史小説で血湧き肉踊り「仔細に知っています!」と言いたいところなのだが、これがいやはやまったく何も覚えていない。結局彼女の小説のヴェニスのこともコンスタンチノープルもローマ法王のことも、、、あの読書時間はいったいなんだったのだろう? 楽しく読んだからそれで良いと言えば良いのですが、人生ってこんなものなのですかね???(他の読者の皆さん、貴方はどうですか?)

本当にアポロン?下の葉が月桂樹だそうで
感動は一瞬、あるいは一生ものだったとしてもそれを描写するのは容易でない。 「あれはよかった」「面白かった」とかは言えても「何が良かったか」と聞かれると、私なんて口をモゴモゴするばかり。(でもフランス人には上手い人もいるなー。淀川長治の解説みたいに「どんだけや」と言いたくなるぐらいに)

基本的には読んだ本、見た絵が歴史的傑作であろうがなかろうが 、こちらの心持ち(問題意識)で感動できたりできなかったり。だから「課題図書なんてのは最悪の教育で自分が面白い本を読めば良い」といったのは誰だったか(最近?ひょっとしたら昨日の昼聴いたのにもう忘れた)、てな具合だから私はほぼすべてを諦めた方がいいのだが、ある意味でトゥオンブリは私にある希望を与える。彼も無口だったらしいけど、そのかわり説明できない感動のコアみたいなものを描く目的にしたように思えるから。
でもそれが他人とシェアできるか? トゥオンブリに確信があったとは私は思わない。でも自分自身ではこれだと思っただろう。アーティストの目標は人をてらうのではなくそれしかない。

「古典」といえばレパントの海戦ではドンキホーテを書いたセルバンテスがスペイン軍で戦い左腕を負傷。ナフパクトスに彫像が立っている。そのドンキホーテをテーマにしたグループ展を昨年の春にしているのだが、ほぼ一言もブログには書かなかった。その画廊で今年の春にすることになっていた個展が流れたのは宿命と言うか当然の帰結と言おうか。だがグループ展の作品のためにとドンキホーテを飛ばし読みしたことは「収穫」だった(サンチョ・パンサがしばしばさめた良いことを言う)。だからナフパクトスに海水は外せず、評論家なら「坂田英三の一種の儀式的行為」なんて言ってくれそうな「ボトル片手の海水浴」をして戻って来たのでした(笑)


トゥオンブリの「アキレスの盾」
アテネ対スパルタのピュロスの戦いの盾


フパクトスのセルバンテス像
私が去年展示したドンキホーテ


*参考投稿
サイ・トゥオンブリーの謎


2017年5月16日火曜日

ギリシャ無計画旅行のノウハウ

旅行経験のブログはいくらでもあるので、ギリシャを定まった計画も立てずふらりふらりと旅したい人に役立つ「一般的ノウハウ」のみをまとめるつもりだったのだが、それに反して何回も書かずもがなの旅ブログを書いてしまった。反省。アテネはこの写真だけにして

アテネの遺跡は立派でした。柱も何本も立っていて(笑)。しかし完璧な炎天下ですから真夏だとどうなるのでしょうね??? 
古代遺跡、メテオラといったギリシャの世界遺産は体力勝負と覚悟しておいたほうがいい

今日は本来の目標だった「ノウハウもの」です

先ずはホテル:

ハイシーズンでなければ平日は飛び込みでまったく問題ない。「勘」に頼りすぎて失敗をした経験(例えばコルフ旧市街は意外になく無駄に歩き回った)から言うと、一番良いのは前日にでも文明の利器であるBooking.comなどを覗き、予約はしないけれど、行く街の収容能力および混み具合、そして自分が泊まりたいホテルがどの辺にあるかをチェックしてから行く。
ギリシャは値段交渉せねばいけないと言われていたが、いつもウェブで見た値段より初めからずっと安い価格が提示され「交渉」の必要もなかった(かつ私は少しでもギリシャ経済の為になれればと思っているので、、、)。

次はバス :

ギリシャのバスは比較的便が良い。それに安い。私の記事の殆どはローカル線だったから時間がかかる印象を与えたかもしれないが、ギリシャの地理は山あり湾ありだから当たり前。十ユーロそこそこで移動できるばかりか2時間も景色を楽しめる☺。かつバスの中で大抵フリーWi-Fiも使える!

と書くと良いことばかりだが不便なことに都市の場合はしばしばバスセンターが郊外にある。郊外まで連れて行かれても不便なので(乗換のためでない場合は)下車に関しては現地の客がどこで降りるか注意した方が良い。乗車はターミナルの方がわかりやすいが、インフォメーション事務所が街の中にあることもある。さてこれをどうやって探すか。
ギリシャのバス会社は地方によって違うもののKTELという名の下に統合されている。KTELのサイトを見てもあまり参考にならないので、KTELと都市名を入れてグーグルし*、事務所を探しあてる。ローカル線は平日と週末(特に日曜は注意)で本数が全然違うし、週に数本の便もあるので、オフィスで正確な情報を得るのが良い。
ギリシャ語ではバスと言わないが、KTELと言えば誰でもわかる(ギリシャ語表記では最後のLはラムダでKTEΛ)

バス事務所は外から見てそれらしくないことが多い。ローカルバスは小包なども運搬するから、荷物置き場みたいな様相。そんなだから待ち時間など荷物を預かってくれる(というか一言ことわって窓口から見えるあたりに大きなバッグは置いていけばよい)。アテネのような大都市は知らないが、盗難等は南ヨーロッパレベルかと警戒していたのだが、比較にならないほどずーっと安全だった。

主要都市からは高速経由のアテネ行きがある。これはローカル線と違って混むので前もって予約すること。

*(例えばKTELとCorfuでグーグルすると5/7〜9日で紹介済みのコルフのバスサイトに行至る)


以上宿泊と移動さえ押さえれば何とかなりますよね〜。

あとは食事でしょうが、サラダとか魚のフライトか食べきれないような量が出て来て困ることが多いので二人なら二皿別な物を頼んでわける方が良い。一人の場合はハーフサイズを交渉するとOKされる場合もある。昼に現地の人で混んでいて、周りのテーブルを見て何を食べるかが研究できるところがベストでしょう。(ギリシャは観光立国だからほぼ絶対に数カ国語のメニューがありました)

ではボン・ボヤージュ !


「ギリシャ旅行」連続投稿一覧


2017年5月13日土曜日

くつろげる大海戦の街

 既に書いたように当初のプランではコルフ(ケルキラ)島からその南のイオニア諸島を巡りペロポネス半島へと海岸を巡り、海水ドローイング用に色々な海水を採るいうのも旅行目的の一つだったのだが、ギリシャ本土内陸に入ってしまったのでバッグにあるのはこの旅行連載投稿の第一話と第二話の二瓶の小ボトルのみ。これでは寂しいのでデルフィからコリント海峡を西に向かい、世界史の関ヶ原?、時は1571年10月7日、スペインを中心とするキリスト教軍がオスマントルコの海軍に決戦を挑んだ「レパントの海戦」(ウィキが沖で繰り広げられた砦の港街ナフパクトス Nafpaktos へ。

海戦はこのあたり??? 右奥にペルポネス半島に渡る大きな白い橋が見える

別段観光地ということもないだろうとタカをくくっていたら港の周りの人の出が半端でない。ホテルも満員で、窓もない従業員用の部屋で泊めてもらうという目にあい、どうなっているのかと思ったら翌日がメーデーで連休だった。でもそれを差し引いても賑わっている。若い人がカフェにあふれ、「古戦場」というより広い浜辺が港の両側にあるので家族連れの近辺からの旅行客が一杯。驚いた。

賑わう港、山の上に城塞が
 観光地は港と山上のお城だろうけど休み。それでも色々なところで食べて飲んで泳いで2泊(2泊目は普通の部屋です☺)しても退屈しなかったのは5/9に推薦したイオアニナと同じく「ローカルな活気」の魅力。勿論老人たちが集まっている場末のカフェも(彼らは親切だから)。くつろげます。

港前の特等地の広場のレストランなんて観光客向けで絶対美味しくないだろうと思ったのだがこのオクラ(ギリシャ語でもオクラ)があり、あっさりして口にあったので2度も行った(広場にテーブルが沢山並んでいるが、数件が縄張りを張ってあっていて座り間違えると店が異なる。もらったカードはギリシャ語で το δτeκi ? オクラを目安に行って下さい)

メーデーの夜でも港には人が一杯。こんな夜景の見える特等地で上の写真のオクラと出会う

私のバスはデルフィからイテア乗換。その後は直行だがリヤス式の湾に沿って景色は良いが、なかなか距離は進まず2時間半ぐらいかかったかな?
このように書くとギリシャのバスは遅いように思われるかもしれないが、このナフパクトスからも高速のアテネ行き直行バスに乗ると同じ時間でアテネに着いてしまう。こうして私はアテネに向かったが、2泊しかしなかったのでアテネのことは書きません。


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2017年5月11日木曜日

お告げのデルフィ

私はヨーロッパに来て三十有余年になるのに一度もギリシャに行かなかったのは、遺跡で感動のあまり足を踏み外し、転んで大理石に頭をぶつけて死ぬという、ありありとしたお告げのような夢を大昔(日本にいた頃)にみたのが実は大きな理由の一つだった。場所はアテネのパンテオンかデルフィあたりかと推測していたのだが、もうそろそろ死んでも悔いはないので気を楽にして(?)デルフィへ。

だが遺跡に着いたときはびびった。夢の話で始めた割に、私は霊よりもずっと理性に捉われた人間なのだが、心臓ドキドキ、身体ピリピリ、バイブレーションが伝わってくる。ギリシャの神々(=人々)が聖域としたのが当然。人がわざわざ「名所旧跡」に足を運ぶのは、「見る」以上に場所を「感じる」為ではないか。殆ど見もせずセルフィで喜んでいるツーリストが大多数の今日だが、のんびり土地に親しみ「観」から「感」への旅を試みる人もまだいるはず。そうした人の役に少しでもたてばと連日「旅行情報」を書いているのです。

残るは数本の柱のみ。一番下の再現モデルとお比べあれ
「こんなところで転んで、、、」と思っていたのだが、現在は立ち入り禁止

 私はメテオラの麓のカランバカからデルフィにバスで向かったが、何と3回も乗換。最初のトリカラ(Trikala)は待ち時間15分、次のラミア(Lamia)では30分待ち(運行会社が変わるのかここで切符を買い替える)、ここまではメテオラの切符窓口で言われていたとおりだった。2時過ぎにデルフィまであと10km少々というアンフィサ(Amphissa)に到着したところ、そこでの乗換は想定外の1時間半待ち!(土曜だったからか?)。バスターミナルは郊外で周りに何もなさそう。途方に暮れたが、バスオフィスで荷物を預かってもらい同じバスで難破してしまった二人組と大通りまで出たら(100mぐらい?)地獄に仏(笑)、カフェバーがあり小魚のフライなどを食べていたらあっというまに時間は経った。カランバカを9時に発ってデルフィに着いたのは午後4時20分。1日がかりだったがバスからの景色は山越え谷越え、花に囲まれた道もあり、ずーっときれいだった。

私はそれからホテルを選び、人影少ない夕暮れの時のデルフィの遺跡(夏時間でまだまだ明るいけど)に向かったのでした(20時まで)。

人、柱を見に来るのみにあらず
思わず走りたくなってしまうような競技場。でもこれも立ち入り禁止、残念
 そのデルフィでは私の目の前で子供が転んで、ほんの数センチで石の角に頭をぶつけそうになった。私としては珍しくお母さんを叱ったら子供がびっくりして泣き止んだ。私の正夢(?)ではないが、どこの遺跡も石畳は滑りやすいので気をつけましょう。

本当にこのようにぎっしりと石の建物が立ち並んでいたら威圧的と言おうか、ちょとうんざりしそうだけど
 
世界文化遺産ですので歴史等は次のサイトなどをご参考に
デルフィの考古遺跡


  これはデルフィから昔の「デルフィ詣」の港だったイテアを望んだところ。バスでも40分はかかるからここまで登るのは大変だったでしょう。長居する人にはハイキングコースがあるそうです。ここは所詮観光の街なので私は翌日の午後さっさと引き上げましたが、、、。


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2017年5月10日水曜日

アテネから日帰りしないメテオラ

前回メテオラ、メテオラと繰り返したが、「天空のラピュタ」みたいなこれのこと(ウィキ)。(右の写真は私はこんなに上手に撮れないからネットから拝借)

ここの奇岩の絶壁の上にある修道院群は「ユネスコ世界遺産」で大観光地だからガイドしませんが、各修道院、入り口から上に着くまで岩を削られた長い階段を上るので結構タフ。実際ヨーロッパの肥満の老年者が登りきれるのが不思議なぐらい。狭くてすれ違うのも大変だから団体バスがつく朝食後からランチタイムまで(10〜2時ごろ)は避けるべきだろう。

麓の街カランバカ Kalambakaから登山道がある。上に登ってからの体力を蓄えねばならないから徒歩で登るのは無謀かとも思ったが、登山道は敷石までされているほどよく整備され、下から見ると大変そうだが、40分ほどであっさり岩山の丘に到着。(そそり立った岩の下からはなかなか修道院が見えないので急に着く。カランバカの人は犬の散歩に登ってくる人もいるぐらいだから簡単)
 
メテオラはゆっくり歩いてのんびり風景を味わうのがいいのではと思う。修道院の中は同じようなものなので、一番大きく博物館もある大メテオロン修道院さえ見れば十分(ではないかな?) 惜しむらくは上についてからのハイキング路がちゃんと整備されていない。

カランバカの隣村のKastrakiから林道経由で登るコースもある。この方がすぐに大メテオロン修道院に出られてよいかもしれない。

以下は私の写真

カランバカの街から見ても何がどこにあるかさっぱりわからない

ちょうど金曜日でカランバカでは朝市があったのでイチゴを買って出発
左が整備された登山道
奥が大メテオロン修道院
観光バスの去った夕方にはこんな光景が
今日は普通の旅ブログ風になったが、アテネから日帰りなんて馬鹿げたことを考えず、のんびりしましょう。カランバカの小さなビザンチン教会も悪くないですよ。

そして西に向かう方は私のイチオシ前回掲載のイオアニナへ是非行って下さい(笑)

私が泊まった山小屋みたいな宿の窓からの夜景。上でも下でもこういう岩の間近に住むって尋常じゃないっすよね。

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2017年5月9日火曜日

オディッセイア転じて観光案内:イオアニナ

イオアニナ Ioannina という町はギリシャ本土を旅行されるとバスで偶然着いてしまうかもしれない*。というのも地方の中心地でバスの中継地となっているから。
例えば巨大な奇岩の上に修道院があるメテオラからコルフ島あるいはアルバニアを目指す旅行者はイオアニナ行きのバスに乗るだろうが、ただバスの乗継ぎではなく是非宿泊滞在したほうがよい。

町は湖に面し、湖の中にある島にボートで渡れる(島には小さな修道院が幾つかあるが中に入れるのは右側方向にある1つだけ。そのフレスコ画がなかなか美しい。ボート発着場付近はお土産屋の参道みたいになっているがそれを離れると静かなもの)。その他にビザンチン帝国時代に築かれた城塞、オスマントルコ時代の旧モスクなどもあるのだが、私が気に入ったのはその活気。街中に骨董品(金属細工)街があって昼食時(午後2時過ぎ)にはその地区のバー、タベルヌにわんさと人が出て楽しそう。晩は晩で湖沿いの大通りにカフェバーが何軒もあって若者で大いに賑わい(大学があるからか?)、それに並ぶ菓子店は終日老年層で一杯だし、湖畔は湖畔でカップルや家族連れの憩いの場所となっている。
コルフ旧市街もそういうところがあったのだが、ローカル度が違う(外国人観光客の割合が比べ物にならなく少ない)。でもちゃんとした観光地でホテルも多いし、湖の島は地方の遠足場所の一つのようで学生グループがわんさと行く。だがイオアニナは広々していてまったく混雑を感じない、くつろげる楽しい街なのだ。「イオアニナのパシャのように暮らす」という最高の生活をするという意味の表現まであるそうで、、、(冬は寒そうだから避暑と言う意味だろうが)


近くには世界有数の大きさの洞窟もある (バスで行ける)。車の人はもっと山奥の湖巡りもできる。(この二つは会った人、ガイドブックの受け売り)

市役所近くに観光案内所があり、あまり役に立たない地図をくれる(下に掲載して役立てましょう)。

バスターミナルとは市街バスが30分毎にあるということ。歩いても15〜20分ぐらい。 

これに対しコルフ(ケルキラ)などへのフェリーが出るイグメニツァ Igoumenitsaは我が信頼する仏旅行ガイドによると「すぐに去った方が良い」そうだ。実際バスターミナルはフェリー乗り場の南300mぐらいで市街に行く必要はない。バスターミナルは海岸通りの裏に隠れている。ロータリーがあってそこにあるアストリアホテルの裏に回ると見える。

* 私の場合、「我がオディッセイア」と題するごとくコルフ(ケルキラ)からその南のイオニア諸島を巡りペロポネス半島へというのが当初のプランだったのだが、パート1−2で書いたように「海の観光」はほどほどにしたほうが無難かと感じ、180度(90度?)方向転換、メテオラに行くことにして、コルフ港からフェリーでギリシャ本土のイグメニツァに渡った(約1時間40分)。1時間待ちでイオアニナ行きバスがあったのでこれに乗ったのでした。

イグメニツァ - イオアニナ間(日に6本、約1時間半)のバスは、4月末で新緑と花、雪を冠した山々が見張らせてとても気持ちがよかった。
それに反してイオアニナとメテオラの麓の街のカランバカ間はトンネルが多くて展望はもう一つ。


イオアニナについての参考サイト
日本語ウィキ
観光英語サイト

私はとても気に入ったので今回は完全に旅案内☺
皆さんを行きたくさせそうな写真がなくて残念。ここの魅力は建造物でなく「雰囲気」なのでそれを伝える写真は難しいです



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2017年5月8日月曜日

我がオディッセイア 付録:コルフ市街観光


コルフ(ケルキラ)の旧市街はぶらぶら歩けば良いだけなので私が書くことありませんが、老婆心ながら絵葉書写真になっている浮島みたいな白い修道院(Ekklisia Panagias Vlachernon)への行き方。バス2番(これは約20分毎と便利)終点のKanoniまで。丘の上で下ろされるのですが、カフェがあってその横に下りる階段があります。

実はこの長閑そうな修道院、空港の滑走路のすぐ側にあってびっくりです。飛行機からも見えたとか。

先の二つの投稿の地と違ってバスが多いのは近距離バスだからで、これはブルーバスと呼ばれています。 市内の繁華街にあるSAN ROCCO広場がバスセンターだから全然心配はない。そこのキオスクで時刻表ももらえます。

ブルーバスはフェリーの港に行くのにも空港にも接続してますが、それほど便利ではない。 サイトをご参考に

バスは平日に比べ、日祝日はぐっと減るので注意して下さい。

ギリシャ本土側のイグメニツァIgoumenitsaに渡るフェリーは予約なし。当日港の入り口で切符を買います。

城塞の上から見晴らしたコルフ旧市街。右奥が港


旧市街の街角

しかしこんな調子で書いていると終わらない。どうしようかなァ。多少でも役に立てて下さる方がいれば良いのですが、、、。

まあ大統領は決まったけれど彼は支持政党がないので(3/30投稿参考)どうなるか。私が云々しても仕方がないので気楽に旅行記+旅行案内を続けましょう




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2017年5月7日日曜日

我がオデッセイア パート2


昨日の岬の沖にある島が妖精カリプソがいた島ということだったがお話はこのリンクサイトでもご参考に)、オデッセイア所縁の地第二弾は Paleokastritsa(パレオカストリッツア) 。

カリプソのもとから船出したオデュッセウスはポセイドンが起こした嵐ですぐに難破、一人浜辺に打ち上げられ、河へ水浴をしにきていたナウシカに出会う。この出会いは「オデッセイア」の中でも最も美しいとも言われる箇所なのだが、そのオデュッセウスが横たわっていたのがここ(という言い伝え☺)。お話はコチラ

私も横たわっていたら「マイフレンド、舟が出せる」とおじさんに呼び覚まされた。湾岸周遊観光船は人が数人集まると出ると言うシステムなのだ(結局3人でほとんどプライベート☺)。やっぱり沖に出ると「海の碧さ」は格別、おじさんは湧き水に含まれる何とかの所為だと言っていたが、何だったか忘れた(笑)。小舟で波にボンボン揺られて面白かった*。勿論景色はきれいだし乗る価値あり。(私は沖合の海水も採取☺)隣の湾には映画007シリーズで舞台になった豪華ホテルの大テラスが見える。夏にはパーティーで賑わうとのこと。多分DJなんかが入ってうるさいのでは? 昨日も触れたがこういう「太陽、プール(ビーチ)、ラブ」路線が海の観光開発の宿命なのだろうか?

幸いなことにPaleokastritsaには我らが消費観光文化の他に、浜辺から5分もかからない丘の上に13世紀に創設されたかわいらしい小さな修道院(Panagia Theotokos)がある。もう一つお城もあるのだけれど舟から見てすごく遠いのであきらめた。

碧色の海から見た修道院

旅案内:
Paleokastritsaは日に5本バスがある(平日)。距離は近いけれどバスは山の村に荷物を届けながら行くので1時間ぐらい。その分観光客には景色が楽しめる。時刻表は昨日もあげたグリーンバスのサイトで。

ところでケルキラ(=コルフ)はギリシャ語大文字表記でKEPKIPAと書かれることはバス利用の際(そうでなくとも)絶対知っておくべき。知らないと謎ばかりになりますよ(笑)

*ボーナスで観光ボートの小ビデオ! 暇ですねって、、、何たって投票権のない大統領選挙日ですからね〜。それにギリシャで歩き疲れて動く気がしない。ハハハ☺



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2017年5月6日土曜日

我がオデッセイア パート1

Note aux Français(es) : Ce site merveilleux, Le Cap Drasti au nord-ouest de l'Ile de Corfou, est un terrain privé. On ne peut pas y entrer, sauf que l'on paie 40€. C'est la somme que le propriétaire m'a demandée pour se ficher complètement de moi. Peut-être il ouvra son "park" pendant l'été pour faire ses affaires... Voilà la déception de la deuxième jour de mon odyssée. Je vous le signale, parce que je suis allé là attiré par une belle photo du cap présentée dans une des premières pages du Guide Routard 2017.

フランス大統領選挙第一投票の朝(4/23)にギリシャの北端にあるコルフ島(ケルキラ島)に発った。
今回の旅行は昔通り無計画に、つまりブッキングコムなどを利用することなく行き当たりばったりで、当日に目的地を決めるような旅行がしたかった。大多数の人がインターネットで素早くホテルや列車の予約をする今、そんなことがまだできるのか?ひょっとしたら割高になるのかと思っていたのだが、多少の失敗はあったものの十分そういう「気楽な旅」はまだまだ可能だった(勿論まだシーズンオフだからだが)。そのノウハウはまた今度にして、今日はコルフ島の北西端に尖って出るこの美しきドラスティス岬(Cape Drastis)のお話。


コルフ市の旧市街はユネスコの世界遺産にも指定されていてきれいなのだが、所謂「地中海の街並」(歴史的にヴェニスの影響大なので)でギリシャに来た気がしない(実はここが私の「初めてのギリシャ」でして、、、)。だからガイドブックの巻頭の写真にあった「ギリシャ的な絵葉書風景」を目指したのだが、この美しい岬(写真右の緑のこんもりした辺りから)は私有地で入れてもらえない!!! 誰かが仕事をしていたので門まで行ったのだが「管理するのが大変なんだよ(…)40ユーロ払ったら入れてやる」と遠路はるばる来た人間(こういうときは私はすっかり日本人)に「不遜なる態度」。「絵葉書」の夢がばっさりと破られた。
夏だけ「公園」として開いているのかもしれないが、いま調べたところTripAdvisorでは「閉鎖」となっているので行きたい人は確認の必要あり。

岬のコチラ側で海水採取。遠くに見えるはオデュッセウスがカリプソに魅され7年いたとされるオトニ島

結局この裏側の小さな入り江で日光浴、そして我がドローイング用の海水を採取(勿論「閉鎖」を知ってか観光客は誰一人いなかった)、そして林道を1時間ほど歩いてSidariというプールのあるホテルが並ぶ、夏の営業を前に準備工事中という雰囲気のビーチバカンスタウンに戻ったが「結局ビーチのあるところはこうなってしまうのかなあ」と悲観される様相の町だった。


西部劇のようなSidariの町
私の失敗を追体験したい人があるとは思えないが、先のTripAdvisorによると近くにSunset Beachと呼ばれる岸壁の下の海岸もあるらしいのでバスでの行き方を:
コルフ市から島内遠距離用バス(グリーンバス)で、Agios Stepanos行き Peroulades下車(乗車時間約1時間半)、徒歩約30分。バスターミナルは市街から遠いので気をつけて。バス路線が分かると途中で乗車も可能だから、信頼できる筋に聞いて自分で確認しておく必要あり。かつ来たバスの行き先表示がギリシャ語アルファベットだとなかなかハードルは高いけど、まあそれも楽しからずや(笑)。それにこのバス路線は日に4本のみ。Sidariはもう少し便利なので林道をハイキングして戻ったのでした。旅行中はよくわからなかったのだが一度行くとグリーンバスの路線サイトも何を言っているかがやっと見えてきた(もう遅いが)。少なくとも始発点と終着点からの時刻表はすぐ出てくるが、途中の駅での時刻は??? 旅行計画のある方は研究してみて下さい。


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