2016年4月10日日曜日

今度はサンドニ!

Nouvelle exposition "Garden Lab #2" à laquelle je participe : jusqu'au 28 avril, HCE Studio Galerie à Saint Denis.
Les mardi, jeudi et samedi de 15 à 18h ou sur RV..

En fait je parle un peu de la ville de Saint-Denis aussi bien que l'expo aux lecteurs japonais.
Vous les francophones, vous allez voir le lien ci-dessus à propos de l'expo.

エジプトの「王家の墓」がルクソールならば、フランスのそれはパリ北郊外のサンドニ!
写真のサンドニ大聖堂(Basilique de Saint-Denis)には歴代のフランス王が眠っている(ウィキ)

一方サンドニは19世紀より貧しい工業地区として知られ現在も移民層、特にヨーロッパ外からの移民が人口の30%以上で、目抜き通りのレビュブリック通りに出ると人並みも多いが街頭商人が一杯、「どこの国に来たのだろう」という新鮮な驚きとある種の熱気につつまれる。日本のヘンテコな「おフランス」というイメージに対して私は「フランスは第三世界の玄関口」と言っているのだが(蔑視的な意味ではなく歴史的現実的見地から)、まさにそれを証明してくれるような、、、。エキゾチックで楽しくもあるのだが、犯罪率も高くて、行くのを怖がるパリジャンも多い。

もう一つサンドニで有名なのはフランス最大のスタジアム。これが象徴するように近年都市開発が急速に進んでいる。


さて、今度の展覧会はそのサンドニ、前述レビュブリック通りのすぐ近くという「思いもかけない立地」のギャラリー。展示のメインは画廊のある小路地を緑化しようという民間主導型プロジェクト。雨樋の近くに植物を這わせるようにする。これは若きジュリアン君(Julien Bellenoue)とニコラス君(Nicolas Gimber) の設計。彼らはコンポストの写真をディジタル処理した作品も展示。同じく造園設計を勉強したアメリー嬢(Amélie Blachot)のヴェルサイユ宮の庭のプラタナスの輪郭をたどったドローイングとグルノーブル近郊の等高線ドローイング。ここまでが主題のガーデン・ラボで1階に展示、私の「海水デッサン」は「おまけ」で、主に2階の事務室に。

今回はそういう事情で画廊のGさんにアトリエで作品を選んで持って行ってもらい展示も画廊任せ、昨日のオープニングまでどんな展覧会か知らないままという、ガニーとは全く反対の贅沢(参考)をさせてもらった。

そのガニーの展覧会の終了後、作品が戻って来たので、アトリエを整理して収納スペースを作らねばと思っていながら何もしていなかった。だから突然「おまけ」として招待してもらって大きなデッサンを7品も持って行ってもらい、かつ南仏リュベロンの画廊にも卵三作を引き渡した。お陰で「大掃除」の必要がなくなり大助かり。

展覧会 Garden Lab #2 は4月28日まで
(火木土、午後3〜6時)


関連リンク:

HCE画廊
Julien Bellenoue
Nicolas Gimber


そう言えば1/11に紹介したニコラ・セスブロン君の不思議なアトリエもサンドニの工場跡でした。


注:聖堂の写真はPHという歴史遺産紹介サイトから、レパブリック通りはUne Balade à Saint Denis(サンドニ散歩)というサイトから転載しました
Note : j'ai pêché la photo due la Basilique du site PH et celle de rue République de site Une Balade à Saint Denis 








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