2014年12月1日月曜日

どうしちゃったのフランスワイン?

パリに戻った金曜日、スーパーに買い物に行ったらボージョレ・ヌーボーが並んでいた。無視するつもりだったが「酸化防止剤なし」*と大きくラベルの張ってあったのがあったので「一応話のタネだし」と買ったのだが、これがまずかった。高い料理用ワインの買い物になってしまった。
翌日はマトモなワインを飲まねばと肉屋で羊肉を買い、その隣のワインチェーン店ニコラ(最近神戸に住んでいたことのあるカナダ人女性が勤務していて、日本式サービス精神を学んだのか親切なので昔よりよく行くようになった)へ。それが今や「クリスマス商戦への品揃え」で、高いワインばかり並んでいる。その中でコメントが付いていた、まあ手頃な(でも私の日常には高いが、帰仏祝いと)ボルドーを買って飲んだのだが、またまたまずくて飲む気がしない(値段を考えるともっと舌がイタむ)。 
日曜の昨日は朝市で魚を買って(急に寒くなり、手がかじかむ魚屋のおばさんはいたって不機嫌だった。10月も暖かかったが、私のいなかった11月も記録破りの暖かさだったらしい)、赤でも軽いロワールのワインをと馴染みのワインカーブ店に行ったらここも品揃えをグレードアップしていて、いつも飲んでいる銘柄の一ランク上なのがあった。口直しだからと高い方を買ったのだが、、、
こちらは変わらぬ味で、かつ結構アートしている朝市の野菜

基本的にはどれも渋く感じる。 日本ではビールか日本酒しか飲まないので、味覚が変わってしまったのか??? 最近の日本酒はあっさり、かつまろやかでとても飲みやすいですよね。かつ1ユーロ150円近くのレートだと私が浪費したボトルの値段なら断然美味しい純米吟醸酒が手に入るではないか! 私の舌が変なのか、高いパーティーシーズン用ワインが口に合わないのか?
 
この円安時代のクリスマス、おそらく日本酒メーカにとっては新たな市場開拓の願ってもないチャンスだと思いますよ

*注:殆どのボトルは含有。フランスではラベルにこの有無の記載が義務づけられていて、ラベルの縁に虫眼鏡を使わないと読めないような小さな字で contient des sulfites と書かれています

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