2014年3月11日火曜日

桜満開春霞

近くの公園、満開の桜にススキという変な風情です
今年のフランスは暖かく、パリでは雪もなく(だから去年研究を始めた雪の絵はできず)、ひょっとしたら零下になったこともなかったのでは?(未確認)。年末に日本から戻ったときに気温差があって寒くてヒートテックを着たが、その着用日数は指で数えられるぐらい。寒がりで、かつ寒いアトリエに住む私は非常に助かった。でも天気は悪くて雨が多く各地で洪水が起きたことは以前書いたと思うが、先週の木曜からはずーっと毎日晴天、気温も上がり日曜日にはパリでは 21.1度を記録して1880年以来の記録を塗り替えた。

近所の公園の桜のつぼみはその前からほころんでいたが 一気に満開! 風が結構吹いているにもかかわらずパリの空は春霞みで覆われ、日本的情緒と思いきや、これは今日の日本と同様大気汚染、PMなんとか微小粒子 : 80μg/㎥で警報発令
ベルシーの橋からはノートルダム(旗の左)ばかりか近くのビルも霞み、、、

こうして空気、建築資材、農薬、食品化合物などなど各種の発癌性物質のポトフの現代生活、「今更何マイクロシーベルトなんぞ」という論法あるいは諦観がまかり通り始める。それは産業界の「すべての垂れ流し」を認める「下には下(上には上?)があるから」という「なし崩し」でしかない。今回の大気汚染に対しフランスの環境保護団体は「不特定加害者」を相手に提訴したそうだが、福島の責任は「不特定」でありませんからね。

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