2013年9月1日日曜日

忘却の日々

また1週間があっという間に経ってしまった。今週は何したのか???

バカンスでスペインから戻ったPさんから「海水持って来たけど」と連絡があった。わざわざ遠くから運んでもらったものを断るには忍びないので、もらってまたまた制作(今週も比較的天気がよくて、最高気温も時々25度を超えた)。今日になってLさんからも「マルセーユから持ってきた海水をベランダに置きっぱなしだったけどどうしよう」と連絡があった。

Lさんは私が出した9月の友人のアトリエでの合同展覧会の便りで思い出したに違いない(つまりそんなニュースレターも出した)。8月も、バカンスも終わり、遂に「海水デッサン」も打つ止めにするかと思っていたけど、Lさん以外のケースもありそう。天気予報では今度の水曜は31度の暑さになるからまだ完全に終了はできなさそう。

それから大きな「塩の透明ドレス」はボックス型の額にリポン状LEDを仕込んで見せるのはどうだろうと以前思っていたのだが、デッサンの微妙さがよりわかるようになるにつれ、「LEDぐらいの明かりでは不足だろうし、業とらしくなりすぎるだろう」と否定的に考えるようになっていたのだ。しかしまあコレクター夫人への最初の提案にはオプションとして入れていたので、一応「答え」を得るために工作・実験してみたのだが、それが案外行けそう。ガラスを入れるとどうなることかと思っていたが、これも意外にガラスでLEDの光が反射されていい効果を出すことがわかった。こんな特別な額、パリの額屋さんに特注すると私の収入の大半を持って行かれそうだ。正確な図面を書いて木工屋さんに頼んで、配線、塗装を自分でするしかないだろう。あー面倒。

他には10月に大聖堂で有名なアミアン市で今年最初で最後の大々的「キス集め」をする予定なのだが、その場所の図面なんかが送られてきて、セッティングを考えたりして、、、(いつものとおり技術担当者は私が何をするかまったく了解してないから説明のしなおしで文通?が続く)
文通と言えば税務署とも。原因は結局私の申告ミスでした (とほほ、でも許されたけど)

打ち止めのつまりで書いた「花のドレス」(墨と海水、これも光りますよ)
そういえば下痢で半日寝ていたなー。LED額の実験のため、近くのホームセンターに買い物に行く途中、ゴミ回収のトラックが停まって、黒人の清掃夫が「これを使え」と汚い箱をくれた。盤面の前で液体が上下する眼覚まし時計で、液体の色が毒々しいどころか、動作させるモーターがうなるので眼覚ましどころか安眠妨害時計!(捨てられるはずだ) 時計のメカとモーターは取っておけば使うかもと、いつもの貧乏性で分解し、そのあとご飯を作って食べた。清掃員の親切には悪いが、下痢はその所為ではと疑っている。しかし大声を上げて私を呼び止めたのは、「有色人種」としての連帯意識なのか?あるいはそこまで私が貧乏そうに見えるのか? 貧乏性は否定しませんが、CCと筆で雑に書いたTシャツでも着ようかな(パン屋の娘がそんなのを着ていて、なかなか良いアイロニーと思ったらほんとうにシャネルだとか) 心は豊かなんだけど、、、

結局1週間、暇人の私としては忙しく過ごしたのだが、ちゃんと一つ一つ考えてみないと何をしたか全然思い出せない。特に一つのことをしていると他のことは忘れてしまう。脳の老化現象なのだ。本当に自分の身を思うにつけ、「定年延長」なんてどうかしてる思う。きっと事故が増える。60歳以上は管理職引退義務ぐらい設けていいと思うのだが、政治家や財団の人は自覚ないのかな〜? 反対の労働者側もそんなこと言う人いないけど、、、 (年金制度改革はこの秋の仏政府の大課題です)

0 件のコメント:

コメントを投稿