2013年6月3日月曜日

先週見たマレ地区の展覧会

先週、突然3年前に韓国の自然アート・フェスティバルで会ったオーストリア人のD君が来たので、「アーティスト向け観光」:一緒に久しぶりにマレ地区の画廊を回った。
推薦はThaddaeus Ropac画廊のトニー・クラッグ。昨年ルーブルでも展示したときはかなり苦言を吐いているが(2012年2月8日と13日。特に8日の講演会報告には略歴もありますのでご参考を)、私の大好きな作家 (但し無条件に「喝采」ということはあり得ないので苦言も吐くのです)。

ルーブルに合わせた同画廊の展覧会も気に入らなかったが、今回は彫刻中心で2フロアー使い、充実している。ルーブルの展示の「個展彫刻との対話」より、幼稚な私には昔の怪獣映画の「XX星人」のように見える、地球の重力を無視したような彼自身の彫刻間の対話の方が面白いと思う。(6月15日まで)

D君も満足してくれて、これで打ち止めにしましたが、その前に見たもので記憶に残ったのは(決して推薦しませんが):

Perrottin画廊のGianni Motti:1ドル紙幣がぶら下げてあるだけでどうということもないが、3展示室すべてこれだったのは「潔い」と言おうか、、、? (と思ったら説明書きによると、「金融経済危機を批判すべく、制作費すべてが紙幣になった」そうです。こんなこと恥ずかしくもなく書けるのは彼も画廊も「現代アート経済」にとっぷりつかってるからではないかな〜。持ち出ししているような売れないアーティストの行為は彼らにとっては何なんだろう? もうXXXですよ)
それからKarsten画廊では「寄せ集め」という感じのルイーズ・ブルジョワ展。クッションのトーテムだけは変わった感触(眼で触るだけだが)で面白かった(触るどころか白線から入れません)






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